シマタの趣味ブログ-shiM4tA1's Hobby Blog-

ガンプラとかゲームとかミニ四駆とか。好きな物について書いてます

【バーチウッド製品入手困難】今までと違うガンブルー液を試してみた

現在、理由は定かではない(諸説あるため)のですが、バーチウッド社製のガンブルー液が日本で手に入りにくくなっています。

 

シマタも以前の記事↓

shim4ta1.hatenablog.com

における作業で手持ちのバーチウッド スーパーブルーを使い切ってしまい、代わりになるガンブルー液を探していました。今回は、そんな中出会った2種類のガンブルー液の品質や使用後の仕上がりなどをお見せしたいと思います。

 

 

Amazonで売っていたガンブルー液

商品概要 

f:id:shiM4tA1:20201125140058j:plain

常温黒染剤 ガンブルー液 550g 大容量(¥5,990)
 

 

 

Amazonでガンブルー液を検索するとAmazon's Choiceとして表示される商品です。125gと550gの二種類が販売されており、シマタが購入したのは後者です。高価に見えますが、550g入っていて6,000円弱ならコスパがいいのでは?と思い購入しました。

 

レビューを見てみると高評価が多く一見よさそうなのですが、果たして・・・。 

使ってみた感覚

このガンブルー液を使用している最中の写真を撮っておくのを忘れていたため、文章のみでお伝えすることになります。申し訳ありません・・・。

 

結論から申し上げますと、写真を撮っておくことを忘れるくらいには使用感が最悪でした

 

ブルーイングの作業ではまず、染めたい表面を良く磨き、脱脂を丹念に行ってからガンブルー液を筆やハケで塗ったり、水で薄めたガンブルー液に漬け込んだりするわけですが、どの方法をとっても染める力が非常に弱く、形成される被膜もスーパーブルーのものより薄くて弱いです

 

染まる反応が一番進みやすい温度になるように液自体や染めたいものを加熱するなど工夫をしても、スチールの深い層まで染まらないため、スラッジ(反応が進むと表面に出てくるススみたいなもの)を落とそうと真鍮ブラシ等のスチール素材より柔らかいブラシでこすっただけで、かろうじて染まっていた層まで簡単に落ちてしまいました

 

とにかく何をどう工夫しても染まりが悪く、本当に苦労しました。作業がとにかくストレスフル。もちろん、スーパーブルーを使用する場合でもある程度の工夫は必要ですが、ものすごくこだわるわけでなければ、染める作業自体は結構楽なものです

 

まあ苦労の甲斐あって、最終的にはある程度の形にはなったのですが・・・

仕上がり

それでは最終的にどんな仕上がりになったかをご覧ください。

 

f:id:shiM4tA1:20201125142332j:plain

えぇ・・・

 

赤錆びだらけじゃん!!!
 

染まった部分は何とかある程度のクオリティーにはなっていますが、ツッコミどころ満載の仕上がりです。

 

f:id:shiM4tA1:20201125143017j:plain

まず、先ほど申し上げた赤錆に関しては、スーパーブルーで染めて防錆剤に漬け込んだ場合は数か月経っても微塵もその兆候が見られません。しかし、今回のガンブルー液を使用してものすごい苦労をしてきれいに仕上げ、同じ防錆剤に漬け込んでも、翌日には既に赤錆が発生し始めます。笑いごとのように言っていますが、コレ、ものすごい喪失感を感じます。精神衛生上もよろしくないです。

 

f:id:shiM4tA1:20201125143657j:plain

しかも、エッジの部分は基本的に染まりが悪い(少し染まってもこするとすぐ落ちる)ので、仕上げたばかりなのにかなり使い古した感じに・・・。

 

f:id:shiM4tA1:20201125144122j:plain

特に錆び方がひどいのがこの部分。スーパーブルーで染めたものと比較するとよくわかります。汚いですね~。

 

f:id:shiM4tA1:20201125144235j:plain

この部分に至ってはきれいに処理した面が赤錆に押されてめくれ上がってます。ダメだこりゃ。

 

f:id:shiM4tA1:20201125144334j:plain

ちょっとペーパーで拭っただけでこんな感じに赤錆が付きます。当然、手で触れば指が赤錆だらけに。

まとめと使い方の提案 

・・・とまあ、この商品は美しいブルーイングを目指している方にはとてもじゃないけどオススメできないです。いくら工夫してもエッジは染まらないし、反応が遅いため時間はかかるし、そうして苦労して仕上げても翌日には赤錆が発生して超不快。

 

そういえば、レビューをもう一度見返してみると高評価している人のコメントには『今回初めてブルーイングをしてみたのですが~』的なものが多く見られ、逆に低評価している人のコメントには『〇〇という他社製のガンブルー液に比べると良くない』的なものが多く見られました。つまり、他社製のガンブルー液を使った経験があるかどうかで本商品への評価が分かれているみたいなんですね。

 

ただしこの商品、まったく活かし方がないわけではないことに気が付きました。それは、いわゆる『世紀末』スタイルサバゲーやコスプレをしている人向けの用途です!

 

本商品をスチールに塗布して仕上げると翌日には赤錆が発生しはじめ、エッジがうまく染まらないことを逆手に取り、塗装ではないガチの「赤錆びて使い古した感じの武器・装備」を作り出せるのではないか、と思うのです。というわけで、世紀末サバゲー愛好家の方にこちらの商品の使用を提案したいと思います。まあ、それでもやっぱりオススメはしないですけどね・・・。

G.Smith.S シャイニーブルー スチール用

商品概要 

f:id:shiM4tA1:20201126185842j:plain

G.Smith.S シャイニーブルー スチール用(¥2,164)
  

 

 

トイガン用塗料などを扱う日本のブランド『G.Smith.S』のガンブルー液。Yahooショッピングで購入したのでAmazon価格と違うかも。ガンブルー液を検索するとよく目にする製品です。

 

今回購入したのは「スチール用」ですが、染めたい材質別に「ステンレス用」、「亜鉛用」、「HW樹脂用」などわかりやすく商品展開してくれている親切なブランドです。

 

さて、使ってみるとどうなるのでしょうか・・・?

使ってみた感覚

こちらの商品を使用しているときの写真は撮ってあるので、作業手順をお見せしながら使用感を述べていきたいと思います。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191018j:plain

まず、Amazonで見つけたガンブルー液(以下、『例の液』と略します)で染めた表面を赤錆ごとスチールワイヤーブラシで全部落としてしまいます。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191029j:plain

落とした後の様子。これでイヤな思い出ともおさらばです!!!この後、中性洗剤でよく洗い、脱脂しておきました。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191041j:plain

樹脂製の容器に使う分だけガンブルー液を出します。ほんの少しだけ出しましょう。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191053j:plain

まずは原液を筆塗りしてみました。表面に筆をスーッとはしらせるとすぐに反応が起きて黒く染まり始めます例の液は塗ってからワンテンポ遅れて染まる感じだったので、この時点で期待大です

 

f:id:shiM4tA1:20201126191107j:plain

一度目の塗りを終え、表面に発生したスラッジをスチールウールで落としてみました。すると、全体的に色が残っているのがわかります(というかちゃんとしたガンブルー液ならこうなります)。ちなみに例の液は塗った後スチールウールでこすると、染まった部分が全て剥げ、元の鉄色に戻ってしまっていました

 

f:id:shiM4tA1:20201126191118j:plain

一回目は原液で染めましたが、希釈液でも行ける気がしたので水道水で希釈して、塗り方も筆塗りからスポンジでこするようにして塗る方法に変更。写真は何回か希釈液を塗り重ねた後の様子です。全体にまんべんなく色がついているのがわかりますね。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191129j:plain

上の写真のように液をはじくようになってきたら、黒く染められる限界が近づいている合図です。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191141j:plain

反応が終わったら表面にガンブルー液の成分が残らないように洗い落とすのですが、材質がスチールなので、海外の情報サイトで紹介されていた『沸騰したお湯で煮る』という方法を試してみました。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191153j:plain

しばらく煮た後、火からおろしたときの様子。水が茶色っぽく濁っているので、ガンブルー液の成分がしっかり落とせたのではないかと思います。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191203j:plain

割りばしで取り出します。加熱したことでなのか、ちょっと変色してますね。あ、今更ですけど使用している鍋などの器具は全てブルーイングの作業用に購入したものです

ガンブルー液の成分は普通に毒物なので、今後も調理に使用する器具を使ってはいけませんよ!!!

 

f:id:shiM4tA1:20201126191212j:plain

マガジンを冷まします。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191225j:plain

水分をふき取って、スチールウールで表面を磨きます。お!ちゃんと染まってますね!

仕上がり

では、作業後の仕上がりを見ていただきましょう。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191245j:plain

まず側面。きっちり染まってます!しかも渋カッコいいグレーです!

 

f:id:shiM4tA1:20201126191256j:plain

エッジ部も問題なく染まり、鉄色が出ている場所はありません。まあ例の液がひどいだけで、ガンブルー液といったら普通こうですよね・・・。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191306j:plain

スーパーブルーとの比較。青みが強くダークなスーパーブルーに対し、シャイニーブルーは青みがほぼ感じられない(むしろ少し茶色っぽい)ライトグレーです。色合いがだいぶ異なりますので、シャイニーブルーを『スーパーブルーの代替品』として使う事はできないですね。ただ、どちらも個性・味があってシマタは好きです。

 

f:id:shiM4tA1:20201126191316j:plain

ビニールのマチ付き袋に出来上がった部品を入れ、WD-40を中に吹き付けてオイル漬けにしました(例の液の場合、この状態で数時間置いただけで赤錆が出てきます)。記事執筆現在、まだ作業終了して間もないので、赤錆が発生するかどうかは後日(数か月後)追記します。 

 

(2021/04/04追記)

あれからだいぶ経ちましたが、マガジンの様子はというと・・・。

 

f:id:shiM4tA1:20210404175339j:plain

少しくすんだかな?程度。ちゃんと赤錆を防げています。まあ、ちゃんとしたガンブルー液なら、これが当たり前ですよね・・・

まとめと使い方の提案

さて、G.Smith.S シャイニーブルーですが、間違いなくオススメできる、しっかりしたガンブルー液です。 少ない使用量でしっかり染めることができ、反応が進む早さも良いので、作業が僅か半日で終了しました(例の液は試行錯誤の結果1週間くらいかかった上、赤錆が出た)。文句なしのクオリティです。

 

ただし、仕上がりの色が茶色っぽいグレー系なので、スーパーブルーなど、青みが強くでるガンブルー液の代替品として使う事は出来ないです。シャイニーブルーを使う場合は、仕上がりがグレー系になってほしいもの(例えばミリタリーモデルのM1911とか)を染める、という用途に限られそうですね。今回染めたG3のマガジンも、G3本体が濃いグレー系の色なので、どちらかというと適している用途でした。

 

さて、今回はここまで。

 

今後、もし新しいガンブルー液を試す機会があればまた記事にしたいと思います。まあ、バーチウッドの製品がまた普通に購入できるようになるのが(選択肢が増えるので)一番ですけども・・・。

 

では、ノシ