シマタの趣味ブログ-shiM4tA1's Hobby Blog-

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【ミニ四駆】ミニ四駆の現状についてのちょっとした解説

今回は、前回のマシン紹介の内容を踏まえて、ミニ四駆を取り巻く現状などについてお話しさせていただきます。

 

よろしければまず前回の記事↓もご覧ください。

shim4ta1.hatenablog.com

 

 

  

 

ミニ四駆のレース競技の傾向、改造の変化と「俺の知ってるミニ四駆じゃない」感 

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前回紹介した2台のマシン。一定以上のスピードが出るマシンの場合、お店コースを走りきるだけでも、それなりの改造が必要になる

さて、前回の記事を読んでいただくと、初級者であると自称するシマタのマシンを見ているだけでも、既に第一次・第二次ブームの時に比べかなり改造の方向性や方法論が異なっていると感じている方も多いのではないでしょうか。

 

シマタ少年時代の記憶をたどっても、書籍等で(第二次ブーム終了までに行われた)公式大会のコースで『難所』とされていたのは、安定性を求められるカーブセクションやパワーを要する坂道、スピードが殺されてしまう芝セクション、あとは変わり種だと強風を発生するセクションなどでした。それ以外はストレートセクションが多く、基本的にはフラット(ジャンプセクションなどがほとんどない)で、「スピードを競うこと」に重点を置いていたのかな、という印象です(当時はおそらくまだローラーセッティングの方法論が確立されておらず、普通のカーブセクションでもスピードが出すぎたりすると十分コースアウトし得たのだと思われます)。そのため雑誌等で紹介されていたメジャーな改造は大抵肉抜きによる軽量化や各部へのボールベアリング装着・アルミベアリングローラー使用などの『パワーロス改善系』の改造だったように思います(あとは第二次ブームに限ればレッツ&ゴー!!の影響で『空力』がテーマになることが多かったハズ)。

 

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ローラーセッティングの例。現在はローラー個数制限撤廃により写真のものよりさらに安定させやすくなった

しかし大人も大会に参加できるようになり、段々と改造のレベルが上昇、特に姿勢制御やローラーセッティングの基礎(ガイドローラーがコースに接する点を結んだ多角形の中に車体の重心が収まるようにするという方法。工学系の人にとっては『支持多角形』がほぼそのままのイメージだと思います)が確立され、旧来の比較的フラットなコース構成であれば高速で走ってもなかなか飛ばなくなりました。また、レギュレーションが変更され、一部モーターの使用制限を解除したことで、現在はハイパーダッシュモーターやそれ以上の高回転・高トルクなモータが普通に使われています(プラズマダッシュ等極端に強力なモーターはまだ使えませんが)。

 

一方、公式大会のコースもジャンプセクションや下り坂など姿勢が乱れやすいセクションの直後にカーブを設けたり、登りスロープの直後に下りスロープになる『ドラゴンバック』というセクションが連続して並ぶなど、とにかく「いかにコースアウトさせるか」という感じの、テクニカルかつイジワルな構成になっていることが多くなりました。そのため現在では、強力なモーターの性能を活かしきれるように、旧来のパワーロス改善系は当然として、バンパーやシャーシに何らかのギミックを搭載してコースアウト率を下げつつ各セクションを高速で駆け抜ける、ジャンプセクションに対処するために着地後のバウンドを極力無くす等、「いかにスピードを維持しつつコースアウトしないか」、すなわち『安定性向上系』の改造が主流です。そのギミックというのも、「タミヤ製のミニ四駆用パーツを使用していて、元の外形が判明する範囲であればどんな使い方をしてもいい」という論理のもと(ルールに則っているので違反では無いです)、大小様々なパーツを大胆に加工して組み合わせているケースがほとんどです。

 

↓参考までに、タミヤYoutube公式チャンネルにある動画をご紹介します。

 

 コース構成がとにかくめちゃくちゃにマシンを揺さぶってコースアウトを誘う感じになっているのがおわかりいただけたでしょうか。

 

こうしたユーザー側の改造レベル・タミヤ側の公式コースのレベルという双方の難度上昇により、現在は新規参入者に求められる改造の技量やパーツ購入費用のハードルが高くなってしまっているという側面もあります。また、現在の公式コースに適応した機能重視の改造を施されたマシン(提灯系は当たり前、CFRPとギミックてんこ盛りで大抵ボディがポリカーボネート製の軽量のもの)をかつてミニ四駆で遊んでいた方々が見た際、あまりにもガチすぎるというか、思い出の中の『ミニ四駆』のイメージとはかけ離れてしまっていて、好感が持てないという方が一定数存在するのは確かです。これらは高度な知識・技術を持った大人が多い第三次ブームにおける負の面とも言えるかもしれません

結局、原点に回帰したいと思っている人はいる

最近、Youtube等でミニ四駆関連の動画を見ていると、いくつかのチャンネルで数年前には無かった傾向が見られました。それは、「いろいろすごいギミックや高度な改造をしてきたけど、ミニ四駆ってこういうモノだったっけ」「いまこそ、好きなマシンで、シンプルな改造で楽しんでみよう」という、いわゆる『原点回帰』的なもの。それまで非常に高度な改造の紹介動画をアップしていたチャンネルでもそういった感じだったので、やはり高度すぎる改造にちょっとだけ疲れていたのかもしれませんね

 

実際、タミヤ公式のレギュレーションに追加する形で、通常のレースでは重量の面で不利とされるキット付属のプラボディ(ポリスチレンやABS製のもの)を前後の2点止め(本来の装着方法に則り完全にシャーシに固定)にしたマシンで、タイヤの加工を一切禁止した『TAREKAレギュレーション』という独自のレギュレーションを採用した楽しみ方があるそうです。

 

アプリ『ミニ四駆超速グランプリ』がヒットしている理由もこのあたりにあるかもしれません。何せゲーム内では自作ギミック等は実現できず昔懐かしのパーツ達を決められた場所に取り付けることしか出来ないですからね。そのゲームの仕様上の『枷』が、かえって心地よく感じられたのかもしれません。

今一度ミニ四駆登場当初の理念を振り返り、新規参入者が増えるような工夫を 

こういうユーザー側の思いをくみ取るため、あるいは新規参入者を増やすためにも、公式大会に比較的フラットめなコースを走らせるクラスであったり、部品の加工を制限するクラスなどを設けてみるのもアリなのではないか、とは個人的に思います。こういった競技性のある趣味を好むシマタのような者にとって、一番イヤなのは「競技をする場所、あるいは競技自体が無くなってしまうこと」ですからね。

 

もちろん、ミニ四駆中・上級者による『ガチマシン』は時間をかけて進化してきたレーサー諸氏の工夫の結晶ですから、これを悪く言ってはいけません(上では少しあしざまに言ってしまっているように見えますが、けなそうという意図はシマタにはないです)。でも、初心者と上級者が一緒になって楽しむためには、レギュレーション等で何かしらの制限をかけるなどして初心者でも勝てる可能性を作り出す必要はあるでしょう。

 

そもそも子供にやさしい模型としてスタートしたミニ四駆。その理念を大切にすることで、このホビーが末永く愛され、かつて少年少女だった大人から、次世代を担う子供たちへと受け継がれていく事を心から願います。

 

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