シマタのサバゲー活動日誌

サバゲー・トイガンに関するあれこれを綴ったブログ

あなたはどっち派?電動ガン用バッテリーの話

皆さんは、電動ガンのパワーソースとして、どんなバッテリーを使用しておられますでしょうか。

 

初期の電動ガンにはニッカドバッテリーが使用されていましたが、最近はニッケル水素バッテリーかリポバッテリーをご使用になっている方がほとんどではないでしょうか(リチウムフェライトバッテリーというのもありますが、電圧値とサイズの関係で電動ガン用としては普及していないように思います)。

 

今回はこれら二種のバッテリーについてそれぞれ利点・欠点を挙げていこうと思います。

 

 

比較的安全なニッケル水素バッテリー

東京マルイの純正バッテリーがニッ水であるように、大抵の電動ガン(海外製含む)はニッ水での動作を前提としています。バッテリーは「セル」と呼ばれる、電気が貯まる小部屋のような単位で構成され、ニッ水の1セルあたりの公称電圧は1.2V、セルは硬い缶で覆われており、非常時にガスを逃すための安全弁がついています。電動ガンに使うものは、7セルの8.4Vタイプか、8セルの9.6Vタイプのどちらかになります。

ニッケル水素バッテリーの長所

ニッ水の長所は安全性の高さでしょうか。もちろん完全に安全なわけではなく、悪条件が揃うと内圧が高まり過ぎて爆発し、電解液(強いアルカリ性で皮膚をとかすおそれアリ)を周囲にまきちらす危険性はあります。ただ、そうなる確率が非常に低いため、標準のバッテリーとして選ばれているわけですね。

 

また、過充電は禁物(爆発のおそれアリ)ですが、過放電はせいぜいバッテリーがヘタって使えなくなってしまう程度ですので、あまり神経質にならなくてもいいというのも売りのひとつですね。

 

あとは、普及が進んでいるためでしょうか?リポバッテリーに比べて若干安価です。

ニッケル水素バッテリーの短所

これはリポバッテリーとの比較、という事になりますが、とにかく冷えに弱いです(購入してさほど時間が経っていないバッテリーなら多少はマシですが)。関東の冬で動作が不安定になるレベル。せっかく「冬はガスガン使えないから電動にしよ〜」と思ってフィールドに持って行っても、動作せず途方にくれる・・・なんてことはけっこうあります。

 

また、ニッ水のもうひとつの欠点としては自然放電のしやすさもあります。ニッ水は基本的に満充電した後に保管するのですが、いつのまにか自然放電でバッテリー残量が減っており、フィールドについたらほとんど残ってなかった、なんて事もありえます。これを解決するために、月に一度くらいのペースで充電を行わなければいけないそうなのですが・・・はっきりいって面倒。しかも、リポに比べるとモリー効果(バッテリーにまだ電力が残っているうちに継ぎ足し充電すると、次回使用時に「継ぎ足した分」しか使用できなくなる現象)が起きやすいため、充放電をきちんとプログラムできる充電器が必要になり・・・と、意外と大変です。

放電能力の高さが売りのリポバッテリー

リポバッテリーは、正式には「リチウムイオンポリマーバッテリー」と呼ばれるものです。1セルあたりの公称電圧は3.7V(3.8Vの事もあります)、セルは柔らかいラミネートケースで密閉されています。電動ガンに使用するのは、2セルの7.4Vタイプか、3セルの11.1Vタイプのどちらかになります。

リポバッテリーの長所

リポバッテリーの良いところはなんといっても高くて安定した放電能力です。そのおかげで、関東の冬の寒さくらいなら平気で動作します(ただし、動作に最適な環境ではないため電池残量への注意が必要)。

 

また、自然放電も非常に少ないため、保管に最適な電圧(ストレージ電圧)にしておけば、そのまま保管しっぱなしで問題ないため、手間がかかりません

 

また、メモリー効果もほとんど起こらないため、バッテリー残量が減ってきたな〜と思ったらそのまま継ぎ足し充電が可能であるということもよい点ですね。

リポバッテリーの短所

リポバッテリーの最大の短所はなんといっても「デリケート」なことです。外側がラミネートケースのため衝撃や外傷に弱く、しかもセル間のバランスが崩れる・過充電する・過放電する・ショートする・間違えてニッ水用の充電モードで充電するなどなど、様々な要因がバッテリーが膨らむ、あるいは最悪発火するという現象につながってしまい、テキトーな扱いが即命取りになるバッテリーなのです。

 

もちろんこれらの現象は適切な管理・取り扱いによって防ぐ事ができますが、ここでもうひとつの欠点である「初期投資が高くつく」という点につながってきます。

 

まずリポバッテリーの単価はニッ水バッテリーに比べて高く、かといって安物の怪しげなリポバッテリーを購入すると僅かな期間の間にセルバランスが崩れトラブルの原因になります。次にリポバッテリーの充電器も信頼性の高い(お値段も多少高い)ものが必要で、保管に至っては「リポバッテリーバッグ」はあくまで最低条件で、自宅での保管には燃えない密閉容器(土鍋かアモカンがよいとされています、シマタは容器のまま持ち運ぶのでアモカン派です)を用意しなくてはいけないなど、コスト面ではあまりお財布に優しくないです。

 

また、東京マルイ等のメーカーでは、ニッ水での使用を前提としているため、リポバッテリーを使用して故障した場合は保証の対象外になることがあります

結局どっちのバッテリーがよいのか?

ここまで2種類のバッテリーを比較してきましたが、どちらにも長所・短所があり、自分はどういう性格の人間か、あるいはどんなふうに使いたいのかといった要素によって決まっていくと思います。下にシマタが考える、各バッテリーにマッチングする人物像を列挙しておきました。

ニッ水バッテリーが合っている人

・初めて電動ガン購入したからとりあえずバッテリーが欲しい

・あまりお金をかけたくない

・月1で充電するくらいは別に面倒とは思わない

・趣味のもので家が燃えるリスクは取りたくない

・冬場はそんなにサバゲーしないか、エアーコッキングの銃で遊ぶ

リポバッテリーが合っている人

・バッテリーの取り扱いには慣れているし、知識もある

・自分は少しビビリな性格だから、確認作業を怠ることは無いと思う

・家財を守るための初期投資なら喜んでする

・月1の充電とか面倒だからやりたくない

・冬場も元気にサバゲーしたい・電動ガンを使いたい

 

さて、あなたはどちらによく当てはまりましたか?バッテリー選びの参考にしてみてください。

各バッテリーの充電手順・保管方法

ここで、ニッ水およびリポバッテリーの基本的な充電・保管手順を説明します 。詳細な手順は充電器やバッテリーの仕様によって微妙に異なる場合がありますので、基本的には付属の説明書をよく読んでいただく形になります。

ニッ水バッテリーの充電手順

1.バッテリーをプラスマイナスを間違えないよう充電器のコネクタに接続する

2.充電器に充電電流を設定する機能がある場合、バッテリーに記載されている容量(~mAhと書かれている数値)の電流値と同じ値(例えば1500mAhのバッテリーだったら1.5A)に設定する(これを「1C充電」という)か、それ以下に設定する。

3.充電を開始する

4.ブザーが鳴る等、充電完了を知らせる装置が作動したらすぐに充電を停止させ、バッテリーをコネクタから外す

 

以上がニッ水バッテリーの充電手順です。充電器に接続して充電開始、終わったら停止させて取り外す、とかなり単純な作業ですね。

ニッ水バッテリーの保管方法

1.バッテリー使用後(電動ガンの場合、撃っていて動作が明らかに鈍ってきたくらい)、満充電する。バッテリー残量がかなりあり、メモリー効果が気になる場合は十分に放電してから満充電する。

2.冷暗所に、外力が加わらない状態で保管する。

3.一ヶ月に一度くらい、自然放電でのへたりを避けるために充電する。

 

ニッ水バッテリーは保管の方が少し面倒。メモリー効果を避けることを考えると、充放電をプログラムできる充電器があった方が良いでしょう。また、月一ペースで面倒を見なくてはならないというのもうっかり忘れてしまいそうで厄介ですね。カレンダーに次回の充電日をメモしておきましょう。

 

いちおう、シマタ所有の充電器を載せておきます。ニッ水・リポ以外にも様々なバッテリーの充電に対応しています。

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HiTEC multi charger X1 RED

 

 

 (↑は色違いですが多分同じ商品です)

 

「ピット周り」というワードが示すとおりラジコン用です(笑)。この充電器であれば、ニッ水の管理に必要な充電・放電・サイクル充放電(へたりかけているバッテリーに放電→充電→放電・・・を繰り返すことで再生させる機能)が備わっていますし、リポへの移行も可能ですので買って損は無いと思います。

 

リポバッテリーの充電手順

1.充電器の設定を、バッテリーの種類を「Li-Po」モードを「充電」に設定

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上の写真であれば、①がバッテリーの種類、③がモード。②はバッテリーのセル数、④は充電電流の値。

2.バッテリーのセル数を確認(7.4Vなら2S、11.1Vなら3S)し、②を設定する。

3.④充電電流の値をバッテリーの容量の値と同じにする(単位が異なるので厳密には同じでは無いが・・・)。下の写真では1100mAhのバッテリーなので1.1Aに設定している。同じに出来ない場合は、バッテリーの容量の数値を下回るように充電器の充電電流を設定する。

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4.充電器のバランスコネクタポートにバッテリーのバランスコネクタを接続する。

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このとき、バッテリー側のコネクタとピッタリはまる充電器側コネクタに接続すること。ピンの数が違うコネクタには、そもそもコネクタ形状が異なるため差し込むことが出来ない。

5.続いてバッテリーの電源コネクタを充電器側の電源コネクタに接続する。ただし、充電器の仕様やバッテリーによっては電源コネクタを接続する必要の無いものもあるようなので、バッテリーおよび充電器の説明書をよく読むこと。

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6.各コネクタの接続に異常がないか確認したら、バッテリーをバッテリーバッグに入れてから充電を開始する。

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シマタは床との絶縁(火が出た時に燃えないように)のために、いちおうアモカンを下敷きにしてます。

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あと、周囲に燃えやすいものを置かないように。

7.充電が完了したら、充電を停止させ、接続していたコネクタを外す。

 

充電する際に確認する事項が多くて大変ですね。しかも、うちの充電器のように他の種類のバッテリーにも対応している場合、充電モードが違うとバッテリー発火の原因となります。ご注意を。はじめからリポのみを使うつもりなら、リポ専用充電器の購入・使用をお勧めします。

リポバッテリーの保管方法

1.バッテリー残量にかかわらず、「ストレージ充(放)電」を行う。充電の時と同じ要領で各数値を設定、バッテリーを接続し、モードを「ストレージ」にして開始。

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2.ストレージ充(放)電が終わったら停止させ、バッテリーを取り外し燃えない密閉容器(土鍋またはアモカンがオススメとされる)に入れて冷暗所に保管する。次に使うまで、そのままでよい。

 

リポバッテリーはもし発火しても延焼しない環境さえ整えてあげれば、保管は至ってシンプルです。使用毎にストレージ充放電をして、終わったら燃えない容器に入れて次回までそのまんま。実に楽ですね。

 

さて、このお題についての記事を書くと予告してから(UMP45いじりPart6にて)だいぶ経ってしまいましたね。申し訳ありません。しかし、リポにしろニッ水にしろ、破裂すると大惨事になるものであったため、十分に記事を推敲する必要がありこのタイミングとなりました(言い訳)。サバゲーに限らず、こういった二次電池を使用するシーンや趣味は結構ありますので、みなさんのお役に立てれば幸いです。

 

では、ノシ

 

 

 

(2019/08/03追記)バッテリーの処分について

使えなくなったバッテリーの処分方法について書くのを忘れていたので、書き加えさせていただきます。

 

今回紹介したものに限らず、充電が出来る「二次電池」は、絶対に乾電池などと一緒に普通のゴミとして捨てないでください

 

二次電池の処分方法は、いわゆる「リチウムコイン電池」と一緒で、使えなくなったら家電量販店などで回収してもらうのが基本となります(ショッピングモール等の電化製品を扱っている売り場でも大丈夫かもしれません)。お店のレジ等で、「バッテリーの回収をお願いします。」と言えば引き取ってもらえます。その際も、可能な限り絶縁処理をしておくと良いと思います。

 

ただし、一度に大量に持ち込むと断られてしまうこともあるため、使えなくなったバッテリーは貯めこまずに少しずつ、回収してもらいましょう。

 

また、電動ガン用のバッテリーであれば、サバゲーフィールドによっては回収してくれる場合があります(おそらく発火・破裂事故防止のためでしょう)。そのあたりはフィールドのスタッフの方に確認してみましょう。

 

以上、バッテリーはくれぐれも安全に配慮して使用してくださいね。